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赤外線距離センサー IR600 の紹介
<概要>
赤外線センサーIR600は赤外線を使用した距離センサーモジュールで、10〜80cmの距離にある5cm以上の大きさの物体の距離を測定することができます。
測定結果はシリアル通信により 返され、約10cm時に255、80cm時に0の数値になります。
マイコンにAD端子が無い、又は足りない場合でもシリアルポートが開いていれば距離を測定することが出来ます。
<仕様>
電源電圧
+5V DC
消費電流
35mA
測定範囲
10〜80cm
解像度
約3mm(*)
通信方式
TTLレベル非同期シリアル通信
通信設定
4800bps,8ビット,ノンパリティ
ストップビット1,フロー制御なし
サイズ
25mm(H)x35mm(W)x18mm(D)
(*)10-80cmを255段階で表しますので値1は約2.7mm換算となりますが、測定結果は対象物の色や環境などで左右されます。
<価格>
8,925円
<ピン配列>
ピン
名前
説明
1
GND
グランド
2
−
未使用
3
Vcc
+5V
4
SEROUT
シリアル出力
※SEROUT出力はTTLレベルです。PCなどのRS232Cレベル(COMポートなど)とシリアル通信で接続する場合はMAX232などのRS232ドライバ/レシーバICが必要です。
TTL−>0:0V、1:5V
232C−>0:−3〜−12V、1:+3〜+12V
<動作原理>
右の図のようにIR−600にはPSD(ポジショニング・センシング・ディテクター)という赤外線検知アレイが内臓されています。測定対象物が近づくと赤外線の反射角度がかわり、PSD内で検知される場所が変わります。
PSDの素子はそれぞれ違う値の抵抗値を持っており、距離により出力電圧を変えます。IR−600センサーモジュールはこの出力電圧をさらに数値に直して、シリアル通信で距離データを送ります。
<ドキュメント>
■赤外線距離センサIR-600取り扱い説明書
<使い方事例、サンプルプログラム>
■PCとの接続例
<Q&A>
Q:PCと接続して距離を測定したいがどうすればよいか?
A:IR-600はシリアル通信でデータを返すタイプのセンサーですが、信号の電圧はTTLレベルです。PCのシリアル通信はRS232Cレベルなので直接接続することはできません。基本的にはマイコンなどと通信するように作られています。
MAX232などの電圧変換ICを経由して接続し、PC側の通信用アプリケーションプログラムを作ればPCにデータを送ることは可能です。
(C)Copylight 2003.
有限会社浅草ギ研
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