ダミーへの植毛(ヘアーパンチングツールの使い方)
ラテックスゴムやシリコンで作ったダミーへはヘアーパンチングツールというもので植毛します。このツールは先端が2叉に分かれた針の先にドールヘアなどをセットして毛を入れ込むもので、針を加工して自作することもできますが浅草ギ研でも販売しています。
対象は今まで作ってきたミニヨーダマスクを使います。また、最後にシリコンへの植毛の様子も紹介します。
SH14-1
写真の中央にある取っ手のついた針がパンチングツールです。ドールヘアーは西洋人形の材料を販売している手芸店などで販売されています。エピソード2の時のヨーダの髪の毛は白髪ですが、白いドールヘアーが無かったのでとりあえず手持ちの色を植毛してみます。
SH14-2
写真のようにヘアーをてきとうな長さに切ってマスクにあて、ヘアーパンチングツールでおしこみます。
SH14-3
一回におしこむのは数本程度が良いでしょう。上の写真は入れすぎです。一回の本数を少なくして間隔をせまくした方がより本物に近くなります。
SH14-4
本数を増やしていったところです。塗装のつづきでやっているのでダレてきて間隔があいています。
SH14-5
半分ぐらい植えたところです。ここで力つきたので今日はこれまでとします。
SH14-6
植え終わったらハサミで髪型を整えます。このドールヘアはレーヨン製で、熱湯につけて形を作ると、人間で言うところのパーマをかけたような状態になります。
SH14-7
力つきたのでとりあえず完成とします。なんかなげやりな感じです...分割線もちゃんと消してないし。 時間があったら白いヘアーでやりなおししたいところです。
SH14-10
植え終わったら裏側をホットボンド(またはゴム用接着剤)などで固定します。
SH14-8
植毛はシリコン製のダミーでも行えます。以前作ったクリアシリコン製の手のダミーがありますのでこれに植毛してみます。男性は指にも毛が生えていますのでパンチングツールを使って指に毛を生やせてみます。
SH14-9
写真では、ドールヘアを一本づつ植えて短くカットしたところです。このようにアップにすると本物のようですね。
2003年8月28日
|