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WAXによるキズメイク

今回は比較的簡単に造形でき、手間もかからないWAXを使ったメイクをご紹介します。
まず使用するものですが、BenNyeの「ノーズ&スカーWAX」を使用します。
SH6-1
これは直接肌などに盛り付けて簡単にキズなどの造形が出来るWAXで、のびが良く肌にもくっつきやすいものです。色は肌色と茶色があり、今回は肌色のものを使用します。

造形
まず、WAXを取り、指でこねてやわらかくします。
SH6-2
SH6-3


SH6-4
ヘラなどで肌に付けていきます。

SH6-5
周りをすべてくっつけます。このWAXは粘着力があるので手ではなく、ヘラなどで付けていった方が良いでしょう。ヘラに着いたWAXをティッシュなどで拭きながら行うと、ヘラにくっつかずに滑らかにつけられます。

SH6-6
キズをつけます。

SH6-7
くぼみの部分はヘラなどで削り取り、曲面を作ります。


SH6-8,9
表面を「かり石鹸」でならします。(かり石鹸は画材屋で入手または、薬局でワセリンを買って代用できます。)

着色(最後でも良いですが、)
SH6-10
表面がなめらかになったらキズに赤を入れます。今回は赤いグリースペイントを使用していますが、赤しかなかったので鮮やかな赤になってしまいました。黒があれば赤と混ぜればもっとキズっぽい色になります。グリースペイントは色々なところで入手可能ですが、舞台メイクを売っているところで買えます。三善(ミツヨシ)というブランドが有名で、東京では新宿紀伊国屋などで入手できます。また、画材屋でカスターオイルと顔料(または油絵の具)を混ぜても作ることが出来ます。

仕上げ
SH6-11
このままではなめらかすぎるので皮膚に近い感触をつくります。方法としては色々ありますが、今回は接着剤を使う簡単な方法でいきます。まず、特殊メイク用接着剤(なにか代用できるものがありそうですが)を表面に塗ります。


SH6-12,13
その上をスポンジでたたきます。写真のスポンジより目の粗いスポンジでも良いでしょう。すると、つるつるした表面がざらざらした感じになり皮膚っぽくなります。その後、よく乾かします。ドライヤーを使えば早く乾くでしょう。


SH6-14,15
その上にパウダーをかけ、余分な粉を落としたら完成です。

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完成。(ためらいキズ)

応用
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このWAXを使っていろいろな造形が考えられます。次は手に目をつけてみます。
まず、人形用の目を接着材で手に貼り付けます。  

SH6-18
その周りにWAXでまぶたをつくっていきます。

SH6-19
逆のまぶたも作っていきます。簡単に肌にはりついていきます。

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かり石鹸(ワセリン)でならします。

SH6-21
造形のイメージです。この後、ヘラで細部をならし、パウダーをふります。

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完成。

SH6-23
ふつうに生活していても違和感がありません。

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