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端子ハンダ付け、コネクタ、ケーブル作成
 
 ※このページで紹介する内容はあくまでも一例です。個別の作成のご相談ご質問はお答えできませんのでご了承下さい。このページと同じ内容についてのご質問についてはロボット掲示板にてお願いいたします。

 ※以下の情報は2007年12月現在のものです。ご注意ください。




ハンダ付け

 ハンダ付けにはハンダコテを使います。ワット数によって温度などが違ってきますが、電子工作用の場合は15〜30Wのものが良いでしょう。私は手早く作業するために、ワット数が大きめの30Wのものを使っています。

 ハンダは部品とハンダと基板のパターンが全部一定以上の温度になったときにくっつきます。逆に言うと、どれか1つでも温度が不足していると半田不良の原因になります。

 また、ハンダはヤニが無いとうまくつきません。通常の工作では糸ハンダが使われていますが、糸ハンダにはヤニが入っています。このヤニは長い間熱すると蒸発してしまいますので、ヤニが蒸発してしまう前にハンダ付けを行う必要があります。

 ということで、ここでは私の行っている方法をご紹介します。

 

 パターンと端子両方をすばやく熱する必要がありますが、ハンダコテを両方にフィットさせるのは難しいので、1)のようにまずはハンダコテに少しハンダを付けておきます。これは、これで接着するというのではなく、端子とパターン両方に熱が伝わりやすくする目的なのでほんの少しでOKです。

 現在、糸ハンダは鉛が入っているものが主流で使われています。鉛入りハンダの場合は、ヤニが十分ある状態で光沢がありますので、作業中にハンダに光沢がなくなってきたらもう一度最初からやり直した方がよいでしょう。

 2)〜5)の間は大体3秒ぐらいで行います。ハンダ付けが始めての方は何度か練習した方がよいかもしれません。

 とにかく、パターンと端子両方が熱せられるというのが大事です。


 注意点ですが、基板のパターンによっては面積が違う場合があります。特にGNDパターンなどは大きな面積があるので、GNDパターンだけハンダがつけにくいということがよくあります。この場合は4)の状態になるまで少し長めにハンダコテをあてておくとよいでしょう。
 たとえば、A33Fの場合、センサーポートの端子はハンダ付けされていませんのでここをユーザー側でヘッダピンなどを取り付ける必要があります。下の写真をよく見ると、GNDは一番外側ですが、外側は大きな銅箔部分(ピンク色のところは銅のベタパターンになっている)に3点でつながっています。大きなパターンに沢山接続されているということは、ハンダコテをあてても熱が逃げやすい=熱しずらいことになります。よって、他の部分のハンダ付けよりはハンダを当てている時間を長くする必要があります。ハンダが付いたかどうかの判断は上の図の4)のようになるかどうかです。GND以外の部分をハンダ付けしたときのようにハンダが流れるまでハンダコテをあててください。
 


コネクタの作成方法

 
 コネクタの作成は、そのコネクタによって作り方が違いますが、ここでは浅草ギ研の作成でよく出てくる2550コネクタの場合を紹介します。他のコネクタでも大体同じです。

 ちなみに、コネクタは地方の方は千石電商の通販でもいろいろと手に入ります。東京近辺ですと、ネジの西川の2Fに沢山の種類のコネクタがあります。


 用意するものは次の通りです。左から 線 コネクタケース コネクタ端子 圧着工具。圧着工具は専用のものは高いので、簡易版(3千円ぐらいで汎用のものが売っている)か、ラジオペンチを使うと良いでしょう。写真のは専用のもので1万円ぐらいします。コネクタの種類によっては専用工具が10万円ぐらいするものもありますのでコネクタを購入する前に圧着工具の方を先にチェックするとよいでしょう。
 線ですが、流す電流などによって太さが異なってきます。RCサーボ用でしたらAWG24ぐらい、その他でしたらAWG28ぐらいが作業しやすいです。AWGは線の規格です。(アメリカンワイヤーゲート、という規格)
 


 まず線の皮をむきます。
 


 次に、圧着工具にセットします。専用工具ですと、かしめる寸前で止まったりします。
 


 かしめます。
 


 端子がついたところ。根元の方は黒いビニール被覆に食い込む感じで固定されます。皮をむいた部分が圧着されます。
 


 それをコネクタケースの差込みます。
 

 2550コネクタは2.54mmピッチ(ピッチとは端子間の距離)ですので、RCサーボのコネクタと同じようになります。

 A33Fのセンサー部は2mmピッチで、RCサーボよりも狭いので2550コネクタは使えません。センサー部は別売のセンサーケーブルを使ってください。


ケーブルの作成方法

 サーボやセンサーのケーブルを長くしたり短くしたりする場合があります。ケーブル同士の接続は次の手順で行います。

 


 熱収縮チューブを熱するときは「ヒートガン」が便利です。ドライヤーの強力なもので、電子部品店で売っています。



2007年12月11日

 
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