<概要>
■赤外線を使った距離センサー
AS−DISTはシャープの赤外線方式PSD距離センサーに、安定回路とアンプをつけたセンサーで、距離を電圧出力に変換して出力します。
■安定動作
一般的なマイコンボード用の電源などでシャープPSDセンサーを使う場合、数十mS毎に発生する電流増加に対応できず、マイコンボードなどが瞬間的にリセットされる場合があります。このセンサーは安定化回路を追加しており、一般的な電源でも問題なく動くようになっています。
■アンプ追加によりホビーロボット作成に最適な測定レンジ
本製品はアンプ回路を追加したことにより160cmまでの距離を高精度で測定することができます。ホビーロボット、趣味の電子工作、ちょっとした装置作りなどに最適です。
■オプションケーブル用の出力ピン
出力部は2mmピッチのスルーホールになっています。オプションのピンヘッダとセンサーケーブルを使用することにより、コネクタの加工など不要で浅草ギ研製品などと簡単に接続することができます。
<仕様>
電源電圧
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+4.5〜+5.5VDC
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消費電流
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45mA(Max)
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測定周期
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38〜48mS周期で出力をアップデート |
測定距離
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10〜160cm |
出力方式
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アナログ電圧出力 |
ケーブル
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2mmピッチ3Pコネクタ ケーブル長20cm |
RoHS
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対応 |
寸法/重量
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寸法20x20x16.5(H)mm(増幅基板部)
重量:約9g(増幅基板+センサー部) |
<価格>
税込み 2,310円 (本体価格2,200円)
<ピン配列>
<動作説明>
電源投入後、約40mS後から信号線に距離に応じた出力が出ます。この出力は38〜48mS毎にアップデートされます。出力電圧と距離の関係は次のようになります。
出力電圧と距離の関係
<運用上の注意>
赤外線を使った距離測定なので、赤外線が多く発生する場所では誤動作が起きることがあります。たとえば、夕方に太陽方向に向いた場合、誤動作する確立が非常に高くなるという実験結果が出ています。
センサーの赤外線ビームは、対象物までの距離が長くなると拡散しますので、距離が長く測定対象のまわりに障害物が多い場合は乱反射による値のフラつきが発生します。
<トラブルシューティングQ&A>
Q:電源をつないでも出力が出ない。
A:電源電圧や配線を確認してください。
A:センサー部が黒いもので覆われていると出力が出ません。
Q:近距離が測定できない
A:このセンサーは10cm以下は測定できませんので、10cm以下も検知したい場合は近接センサーなどの他のセンサーと組み合わせて使用してください。
<使用上の注意>
・バッテリ使用時には電源ラインをショートさせると、バッテリが破裂・発火する可能性があります。作業中にはショートさせないよう十分注意して下さい。また、取り付け後も、あいている電源ラインに導電物質が触らないように注意して下さい。
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