<概要>
■ガス濃度を電圧値に変換するセンサ
浅草ギ研の「毒ガスセンサー」AS−GASは、ガス濃度を電圧に変換するセンサーで、LPガス、プロパンガス、メタン、アルコール、水素、ブタン、たばこの煙に反応します。
■超小型設計!
ロボットなどに基板を搭載する場合はその大きさがネックになりますが、このセンサーボードは極力小さい部品で構成されており、実装面積が小さくて済みます。
<仕様>
電源電圧
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5V (プラスマイナス1%) |
測定レンジ
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LPガス、プロパン 200〜5000ppm
メタン 5000〜20000ppm
アルコール 100〜2000ppm
水素 300〜5000ppm
ブタン 300〜5000ppm
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出力端子
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2mmピッチスルーホール (一般的な2mmピッチピンヘッダを取り付け可能) |
寸法/重量
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寸法19x22x24mm(端子突起含む)
重量:約6g |
<ピン配列と寸法>
※出力端子は2mmピッチスルーホールになっています。AGB65-ADCやマノイセンサーボードと接続する場合は別売りの2mmピッチピンヘッダを購入して下さい。(浅草ギ研で販売しているのは1x40列なので3列にニッパなどで切ってからハンダ付けして下さい。2.54mmピッチも販売しているのでお間違いなく。)
<動作説明>
Vに+5V、GにGNDをつなぐと、Sから電圧が出力されます。このセンサーは内部にヒーターを内蔵しており、ヒーターが十分熱くならないと正確な測定ができません。電源投入直後は出力電圧が高い状態(ほぼ5V)になり、ヒーターが熱くなるとともに電圧がさがっていきます。約5分ぐらいで電圧が下がりきりますので、そこから測定可能となります。一般的な家庭の室内環境ですと1〜2Vぐらいで落ち着きます。
測定可能な状態になってから、ガス濃度が高くなると、電圧が上がります。LPガスやプロパン、ヘアスプレーなどの人工的なガスの場合は急激に反応(電圧が急激に上がる)し、徐々にもとの電圧に戻ります。人間の息など、ガス濃度が低いものは電圧が少し上昇する程度で、すぐにもとの電圧にもどります。
<価格>
税込み 2,100円 (本体価格2,000円)
<オプション>
ヘッダピン2mmピッチ 1列x40 252円(本体価格240円)
センサーケーブル2mmピッチ3P-3P 20cm 315円(本体価格300円)
センサーケーブル2mmピッチ3P-3P 20cm 10本セット 2,625円(本体価格2,500円)
*20cm長の3本ツイストケーブル両端に2mmピッチx3ピンのメスコネクタが付いているもので、ADCのセンサポートに合います。
*コネクタはヒロセ製A4B-3S-2Cです。
<接続例>
<端子の処理及び取り付け>
<センサーケーブルを使う場合>
センサー基板には2mmピッチスルーホールが空いていますので、AGB65-ADC、インタラクティブインターフェイス、マノイセンサーボードに取り付ける場合には別売のヘッダピン2mmピッチをハンダ付けすると、浅草ギ研製センサーケーブルが使えます。
ピンヘッダを取り付けた例
<トラブルシューティングQ&A>
Q:ケーブルを接続しても出力が出ない。
A:電源電圧を確認してください。このセンサーは5V駆動となっています。
Q:高い電圧しかでない。
A:センサー内部のヒーターがあたたまるまで時間がかかります。この間は高い電圧が出力され、徐々に電圧がひくくなります。
<使用上の注意>
・このセンサーは動作時に本体が熱くなりますので注意してください。
・バッテリ使用時には電源ラインをショートさせると、バッテリが破裂・発火する可能性があります。作業中にはショートさせないよう十分注意して下さい。また、取り付け後も、あいている電源ラインに導電物質が触らないように注意して下さい。
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