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温度センサー「AS−TM2」 の紹介
<概要>
■温度を電圧値に変換するセンサ
浅草ギ研の「温度センサー」AS−TMは、温度を電圧値に変換する電圧変化型のセンサーで、温度が大きくなると出力する電圧が高くなります。ロボットなどのサーボ温度の監視などに最適。電圧変化型出力なので、各種マイコンのADコンバータ機能や、浅草ギ研製センサーボードAGB65−ADCなどで値を読み取ることができます。
■超小型設計!
ロボットなどに基板を搭載する場合はその大きさがネックになりますが、このセンサーボードは極力小さい部品で構成されており、実装面積が小さくて済みます。
※この製品は簡易的な温度センサーになります。非常に小さい反面、環境により温度と出力の関係が若干変化します。より高精度に温度を測定したい場合は
AS-TEMP
をお勧めいたします。
<仕様>
電源電圧
+3〜+6V
消費電流
1〜3mA
出力電圧
0V〜電源電圧 (*1)
出力端子
2mmピッチスルーホール (一般的な2mmピッチピンヘッダを取り付け可能)
寸法/重量
寸法15x5mm 高さ2mm(*2) 重量:約1g
(*1)測定結果は電源電圧とシステム構成及び環境に大きく依存します。下記に例を示しています。
(*2)端子にコネクタなどをつけていない状態(出荷時)の最大高さ(厚さ)です。
<ピン配列>
※端子は2mmピッチスルーホールになっています。浅草ギ研製のセンサーボードと接続する場合は別売りの2mmピッチピンヘッダを購入して下さい。(浅草ギ研で販売しているのは1x40列なので3列にニッパなどで切ってからハンダ付けして下さい。2.54mmピッチも販売しているのでお間違いようお願いいたします。)
※ネジで取り付けしない場合は、切り取り線で切り取っても使えます。ハンドニブラなどで切り取ってください。この際、素子や基板パターンをキズつけないようにご注意願います。
<出力>
出力の電圧値は基板用電源の電圧によって下記のように変わります。これは理論値になりますので実際の結果はシステム構成や環境によって若干変わります。使用する場合には実際のシステム構成に組み込んだ上で値を確認してください。又、センサーを動かし始めるとセンサー自体も若干発熱しますのでその影響で出力電圧が変わってくる場合があります。測定時にはしばらくシステムを動かしてセンサー自体の温度が落ち着いてから測定を開始してください。
<価格>
税込み 420円 (本体価格400円)
<オプション>
ヘッダピン2mmピッチ 1列x40 252円(本体価格240円)
センサーケーブル2mmピッチ3P-3P 20cm 315円(本体価格300円)
センサーケーブル2mmピッチ3P-3P 20cm 10本セット 2,625円(本体価格2,500円)
*20cm長の3本ツイストケーブル両端に2mmピッチx3ピンのメスコネクタが付いているもので、浅草ギ研製のセンサポートなどに合います。
*コネクタはヒロセ製A4B-3S-2Cです。
<接続例>
<端子の処理及び取り付け>
<センサーケーブルを使う場合>
センサー基板には3ピンの2mmピッチスルーホールが空いていますので、浅草ギ研製センサーボードなどに取り付ける場合には別売の2mmピッチピンヘッダをハンダ付けすると、浅草ギ研製センサーケーブルが使えます。
<一番小さくする場合>
ネジなどで固定するために基板には両端にM2ネジ用の穴が開いていますが、この部分はカットしてもかまいません。基板はハンドニブラなどで簡単にカットできます。この際、素子部分をキズつけないように注意してください。
ハンドニブラでカットしているところ
カット後は写真のように非常に小さくなります。
端子に直接配線すれば、小さい温度センサーの出来上がりです。
厚さを測ったところ約2.4mmになりました。この大きさならRCサーボの中に入れてモータ温度監視などもできます(サーボによります)。
ためしに近藤科学製KRS4014HVのモータ部分に取り付けてみます。KRS4014はモータ部分に放熱用のスリットが付いていますのでカッターで切ってみました。
スリットを2本ほどカットしたところ、この温度センサーが入るスペースができました。このようにしてRCサーボの温度管理も可能かと思います。
<トラブルシューティングQ&A>
Q:測定結果がふらつく
A:ADCの解像度が高いと、センサーの微妙な温度変化を読み取って値がふらつくことがあります。この場合はADCの下位ビットは無視してください。
A:このセンサーは、通電するとセンサー自身が若干発熱します。よって、電源を入れた直後と、しばらく経過した後では同じ温度でも若干違った値が出力される場合があります。
<使用上の注意>
・このボードは電子機器です。取扱い、輸送時には静電気対策を行ってください。ICの足や、各ピンを直接手で触ったりすると静電破壊される場合があります。
・バッテリ使用時には電源ラインをショートさせると、
バッテリが破裂・発火する可能性があります
。作業中にはショートさせないよう十分注意して下さい。また、取り付け後も、あいている電源ラインに導電物質が触らないように注意して下さい。
(C)Copylight 2003.
有限会社浅草ギ研
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