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BLEモジュール BLESerialの紹介
 




Bluetooth Low Enargy (Bluetooth4.0 Smart)のシリアル通信モジュール






<概要>

■Bluetooth Low Enargy (Bluetooth4.0 Smart)

 次世代の低消費電力規格であるBluetooth Low Energy(Bluetooth4.0、以下BLE)の無線モジュール
。このモジュールを使い、スマートフォンとマイコンボードなどを無線で接続することができます。本ページ下にはArduino、PIC、浅草ギ研製コントローラ各種との接続方法を解説しています。

■iPhoneとの通信
 従来は、Bluetooth2.xや3.x、有線通信で外部機器をiPoneをつなぐ場合は、Apple社とMFi契約を結ぶ必要がありましたが、BLEからはこの契約は不要になりました。iPhoneでBLEに対応しているのはiPhone4S以上になります。よって、このモジュールはiPhone4S以上のiPhone端末であれば、自由に外部機器を作ることが可能となります。

■Androidとの通信
 2013年8月からAndroidOSでもBLEの正式サポートが決まり、BLEを使える端末が出てきました。AndroidOSでも今後BLEが普及すると思われます。
(2013年11月現在で、動作が確認されているのはNexus7(2013)、のみになります。2013年夏以前の国産スマートフォンにはBluetooth4.0をハード的に搭載しているものもありますが、OSが正式に対応しているのはバージョン4.3以降となります。)

■独自のバーチャルシリアルポートサービススタックを装備
 独自のSSID、独自のサービスUUIDを持ち、プログラム内でサービスUUID又はSSIDを指定することにより接続します。

■5VのUARTインターフェイス
 インターフェイスは一般的なTTLレベル(5V)の非同期シリアル通信なので、5Vで動作するマイコンと接続することが可能。

■Arduinoとの接続
 5Vで動作するArduinoのUARTインターフェイスと、直接接続することができます。このページ下の方でArduinoを含む各種マイコンボードとの接続方法を解説しております。

■日本国内の電波法に準拠
 無線装置を使用する場合はその国の法律に基づいて使う必要があり、日本国内の場合は技術基準適合証明及び認証を受けていない無線機を使うことはできません。本モジュールは日本国内の技術基準適合証明及び認証(通称TELEC)を受けており、安心して使うことができます。

■低消費電力
 受信時に10uA、送信時に15mAと低消費電力で通信することができます。

■カスタム対応
 数量がまとまれば、センサー搭載やケース作成
などのカスタム対応も可能です。メールにてお問い合わせ下さい。

 


<仕様>

電源電圧

 +5VDC

消費電流

 待機・受信時10uA、送信時15mA

BT仕様
 Ver4.0 Single Mode (Bluetooth SMART)
最大送信電力
 4dBm
受信感度
 -91dBm
IO電圧
 TTLレベルEIA232C準拠 (5V)
通信設定
 8ビット、ノンパリ、ストップ1ビット フロー制御なし 非同期通信
通信速度
 9600bps 
パケット長
 20Byte (*1)
無線周波数
 2.402-2.480 GHz
サービス
 バーチャルシリアルサービス(オリジナルサービス)
接続部
 2.54mmピッチ6P スルーホール
適合
 TELEC, FCC, CE,
寸法/重量
 寸法24.0x24.0x6.6(H)mm  重量:約4g
(*1) 1パケットのデータペーロードは20バイトになります。たとえば、スマホなどの接続先から20バイトを超えるデータを送ると、BLESerialから出てくるデータは20バイトごとに区切られ(少し時間が空いて)出力されます。マイコンなどBLESerialに接続している機器から20バイトを超えるデータは遅れませんので、20バイトごとに区切り、30mS間づつ空けてから送信するようにしてください。
*BLE規格自体が、大量のデータを送るのをあまり考慮したものではないのでこのようになっております。大量データ送信を行う場合は弊社WiFiモジュールなど、他の機器をご検討下さい。


<価格>

 税込み 4,200円 (本体価格4,000円)




<ピン配列>

   



 ※RTS/CTSフロー制御を行わない場合はRTS/CTS同士をつなげてください。RTS/CTSフロー制御を行わない場合はデータ漏れが発生する可能性があります。

 ※本装置は電波で通信するモジュールですので、アルミケースなどの電波を遮断するものに入れての使用はできません。ケースに入れる場合は、ケースの素材を電波を通すもの(プラスチック、木など)にしてください。

 ※アンテナの近くには金属を配置しないで下さい。



<接続例>


     



<動作説明>

1)電源ON : 電源を入れると内部で回路初期化及び電波送出開始を行います。

2)赤LED点灯 : 初期化が終了し、アドバタイズメント状態(検出可能状態)になると赤いLEDが点灯します。

3)緑LED点灯 : スマホなどから接続が行われ、正常に接続されると緑LEDが点灯します。

スマホから切断処理を行う、またはスマホから一年間の間通信が無い場合は、アドバタイズメント状態に戻り、赤LEDが点灯します。

赤及び緑LEDはどちらかが光ります。両方光ることはありません。また、両方のLEDが消えている場合は電源が入っていないか、正常動作していない状態になります。

基板上のプッシュボタンを押すとリセットされます。リセット前に接続していた場合は接続が切れますので、スマホ側のソフトウェアを終了し、しばらく(およそ10秒)待ってから接続操作を再開してください。

どのように接続するかの詳細については、下記サンプルプログラムのページで説明します。


<現在(2013年11月)の携帯端末のBLE搭載状況>

iPhoneの場合

  iPhoneとつなぐ場合、4S以上(現在4S、5、5C、5S)であればBLEが内臓されているので接続可能です。

 

Androidの場合

 Androidの場合、2013年11月現在で、Bluetooth4.0搭載のスマートフォンはいくつかありますが、ほとんどはハードメーカー独自の実装になり、接続は難しくなっています。
 2013年8月にGoogleから発表されましたが、Andrtoid4.3からBLEをサポートしています。但し、この発表前の端末では、OSを4.3にバージョンアップしてもハード的にサポートされていないので使えない(しかしOSは問題なくjアップデートできる)という現象になります。
 2013年11月現時点で弊社が動作を確認しているのは、国内で販売されている端末では

 ■Nexus7(2013)

 ■Nexsus5 接続実験の動画

 の2機種になります。Nexsus7は新旧2種類があり、古いタイプ(カメラが1つしかないタイプ)はBLEが使えませんのでご注意願います。
 来年度以降になれば、日本国内でも4.3対応のBLEをサポートする端末が増えてくると思われます。



<BLE対応しているかの確認方法(Android端末の場合)>


 
ADB接続時にコンソールから adb shell pm list features を実行してください。

 

 featureの中に、android.hardware.bluetooth_le があれば動作します。最後に「_le]が付いたbluetoothが無いと動きません。



<弊社製WiFiモジュールとの違い>

 BLEに対応している機種であれば、BLESerialの方が安くなります。

 BLESerialの方がサイズが小さく、消費電力も低くなります。

 ソフトウェアの作り方は、BLESerialの方が若干面倒です。但し、下記のサンプルプログラムで詳しく解説しております。  



<サンプルプログラム>


iPhone

■ArduinoとBLEでつないでみる

■PICマイコンとBLEでつないでみる

■ロボット神経システムとBLEでつないでみる

 

Android

■ArduinoとBLEでつないでみる

■PICマイコンとBLEでつないでみる

■ロボット神経システムとBLEでつないでみる




<運用上の注意>


1)本製品は日本国内の電波法規定による技術適合を受けております。無線部の改造などは絶対に行わないで下さい。

2)基板上にはチップアンテナが付いております
。この周囲に無線に影響を与える金属などを配置すると無線性能が低下します。アルミなどの無線を遮断するケースに入れると無線が使えなくなります。

3)チップアンテナの横に同軸ケーブル用のコネクタが付いていますが、これは出荷テスト用のものです。これに外部アンテナを接続して無線強度を上げると法律違反となりますのでご注意願います。



<トラブルシューティングQ&A>

Q:動かない。どうしたらいいかわからない。
A:電源を入れたときに赤LEDか緑LEDが点滅するか確認してください。LEDがまったくつかない、などの場合は初期不良が考えられますのでメールにてお問い合わせ下さい。
A:電源電圧や配線を確認してください。電源は5Vになります。


<使用上の注意>


・バッテリ使用時には電源ラインをショートさせると、バッテリが破裂・発火する可能性があります。作業中にはショートさせないよう十分注意して下さい。また、取り付け後も、あいている電源ラインに導電物質が触らないように注意して下さい。




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