<概要>
■ドップラーレーダーを使った動体検知センサ
「動体レーダー」DS-XBMDは、レーダー波を使った動体検知センサーです。動いているものが無い場合は0V、動いているものを検知すると5Vのパルスを出力します。
■壁や窓を透過して検知可能
レーダー波による計測なので、壁などの障害物があっても裏側の動いているものを検知できます。又、窓などを超えても検知が可能です。
■広範囲な距離レンジ
見通しで9m以上の範囲での測定が可能です。
■対象物を選ばない
動いているものであれば、無機物・有機物を問わずに検知できます。
■外乱に強い
赤外線や超音波にくらべて、環境にあまり左右されずに計測が可能です。
■パルス出力方式
5Vのパルス出力なので一般的なマイコンなどで計測が可能です。3.3V系と接続する場合でも抵抗での分圧で入力可能です。
<仕様>
電源電圧
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+5VDC |
消費電流
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8mA |
レーダー波
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Xバンド、10.525GHz、ドップラーレーダー |
出力方式
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パルス出力方式 |
サンプリング間隔
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80mS毎に測定して出力が変化 |
出力端子
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2.54mmピッチSIPピンヘッダ4ピン
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動作温度
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0〜55℃ |
寸法/重量
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寸法46.5x47.5x17.6mm
重量:約16g |
<価格>
税込み 6,510円 (本体価格6,200円)
<ピン配列>
裏側に上記のようにプリントされています。
EN:イネーブル端子。なにも接続しないか、Highで動作します。LOWにすると停止します。
OUT:信号出力端子。動作については次の節で説明します。
+5V:電源+入力。+5V電源をつないでください。
GND:電源GNDと接続先(マイコン)のGNDの両方に接続してください。
<動作説明>
<動作説明>
電源を入れると、動体を検知した時にOUTから10mS〜1Sのパルス出力が出ます。動体が「速い」又は「小さい」場合は短いパルス、「遅い」又は「大きい」場合は長いパルスになります。(環境により、どのぐらいの速度でどのぐらいのパルスがでるかは変わりますので、速度や大きさの正確な測定はできません。)
裏面のボリュームを動かすと感度が調整できます。(環境に依存するので、実際に動かす状況で調節してください)
壁やガラスなどを通して動体検知ができます。但し、伝導率が高い金属を大量に含んだものを通しての測定はできません。実際に使用する前に、実際の環境を作ってテストすることをお願いします。
<出力例>
下は、「1.5cmの合板を通して、反対側の1m離れた距離で、腕を動かした場合」の出力例です。横軸の1目盛りは1S。初めに手をすばやく動かし、その後、ゆっくり動かし、また早く動かした場合です。
<測定角度>
結果は、対象物との角度によっても変化します。アンテナ面(ボリュームと反対の面)の正面の感度が最大になります。
<トラブルシューティングQ&A>
Q:出力が出ない
A:電源電圧を確認してください。
Q:センサーを向けている方向に、何も動くものが無いのパルス出力が出る。
A:センサーの測定面は、このページ一番上の写真の面になります。端子やボリュームが付いている面は裏面になりますので、方向をよく確認して下さい。
<使用上の注意>
・このモジュールはFCCに準拠しておりません。但し、FCCをクリアするような作りにはなっています。もし、本モジュールを市販品に使用する場合は、本モジュールを組み込んだ状態で、FCCのテストを受ける必要があります。これに関しては弊社サイドは保証もしくは技術サポートは致しかねますので、あらかじめご了承下さい。
・バッテリ使用時には電源ラインをショートさせると、バッテリが破裂・発火する可能性があります。作業中にはショートさせないよう十分注意して下さい。また、取り付け後も、あいている電源ラインに導電物質が触らないように注意して下さい。
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