C言語の難しい(と思われる)ところ
いままで説明してきた部分は、比較的簡単なC言語の仕様です。ビギナーが一番初めにぶつかるカベは、すでに説明しました「開発環境の構築」の部分ですが、その次のカベが「ポインタ」や「構造体」や「プリプロセッサ」の概念です。
しかし、われわれの目的はロボットを作ることであり、C言語を完全にマスターしなければならないという方は(学生以外は)あまりいないと思われます。これは私個人的な意見ですが、ロボットなどのシステムを作る場合にポインタや構造体などの高度な知識はかならずしも必要ではありません。(ただし、理解していることに越したことはない)
ということで、以降の「機能編」や「実戦編」ではなるべく高度なC言語の仕様は使わないように心がけています。
ポインタ、構造体、プリプロセッサを理解する必要性
これらを理解する必要があるのは次の場合です。
1)プログラムを書く量を減らしたい
2)C言語のソースプログラムのコンパイルを、コンパイラまかせにせずにチューニングしたい
3)ビギナー以外の上級者が作ったプログラムを完全に理解したい
などです。
おわりに
これらを説明するには本が書けるぐらいの労力がかかるので、ここでは説明は割愛いたします。C言語の本などを参考に必要な方は勉強してみてください。以降のページでは、A33Fの機能を使うための具体的な説明に入ります。実はこれらの中でも構造体やプリプロセッサなどを使っていますが、そのあたりはあまり意識しなくても、とりあえずマイコンの機能が使えるように説明します。
2007年11月30日
|